【前編】安定した暮らしか、夢に挑戦するか・・・迷った時の決断は?

今回はランジェリースタイリスト養成講座3期卒業生でグラマーサイズ専門ランジェリーショップ「Only G」(オンリージー)代表の齋藤光代さん(ニックネームはももかさん)にブランドをつくるまでの道のりランジェリースタイリスト養成講座の思い出についてインタビューをさせていただきました。

安定した暮らしか、夢に挑戦するか・・・迷っている人の道しるべになるようなお話をお聞きすることができました。 ぜひ、ご覧ください。

目次

一枚のブラから人生が変わることもある

中根)ももかさん、今日はよろしくお願いします。ランジェリースタイリスト養成講座中に商品ができあがって講座後に他の受講生と試着会をしていたのが懐かしいですね。(ももかさんが受講してくれた3期は東京で対面講座でした)

まずは、ももかさんのつくられたOnly Gがどんなランジェリーブランドなのか聞いてもいいですか?

ももかさん)Only Gは元々Gカップに特化したノンワイヤーランジェリーブランドとしてスタートしましたが現在は、ノンワイヤーに限らずワイヤー入りのインポートランジェリーの販売もしています。

かつての私のように胸が大きいことで悩んでいたり自分に合わないブラジャーをつけていることで常に胸が気になったりブラからバストが溢れることで、洋服のシルエットに出てしまう段差が気になったり・・・そんな人を救いたいと思い、つくりました。

ブラって本当に重要だと思うんです。バストの悩みが解消されれば、洋服を選ぶ範囲が広がります。そうすると、買い物が楽しくなる。買い物が楽しくなると、オシャレが楽しくなり自分に自信が持てる。イキイキして楽しそうに見えると、ステキな人たちが集まってくる。そんな風に連鎖していくと思うんです。

人との出会いがあると人生が豊かになりますよね。自信がなく暗い顔をしていたら、そういう人が近寄ってくるし、自分がイキイキして幸せそうな顔していたら同じような人が寄ってくる。

これは人生経験で絶対に言えることです。一枚のブラから人生の方向が変わることだってあると確信しています

ブランドの立ち上げは、自分の困りごとからはじまった

中根)「一枚のブラから人生の方向が変わる」同感です。では、次にももかさんがランジェリーブランドを作ろうと思ったきっかけを聞いてもいいですか?私と出会った時はすでにブランド立ち上げの途中だっと思いますが、昔からランジェリーブランドをつくりたかったのでしょうか?

ももかさん)実は、最初からブランドを作ろうと思っていたわけではないんです。今まで、結婚相談所の代理店・ベンガルカレー屋さん等、様々な仕事をしてきました。でもそれらの仕事は中途半端で終わってしまったんです。

60歳が近づいて’人生で何かを成し遂げたい’と思い次に何をやろうか考えたときに 「人の役に立つことをしたい」と思いました。

’何で’役に立とうか?考えるため、まずは自分が困っていることをリストアップしました。いくつかリストアップした中で、今世の中にあるサービスや商品を利用して解決できなかったのが「ブラジャーの悩み」でした。若い頃からバストが大きく、なかなか楽な着け心地で自分に合うブラジャーに出会えませんでした。

まずは仕入れて販売することを検討し、有名ブランド・ショップから通販まで様々なブラジャーを見に行ったり購入してみました。しかし、グラマラスなサイズの人が楽に着けられるブラジャーはありませんでした。妥協せず、本当にいいものをお客様に届ける為、つくるしかないと考え、Only Gを立ち上げることを決意しました。2017年頃のことです。

中根)最初から作ろうと思っていたわけではないんですね。ブランドを作ることを決めて、最初にやったことはなんですか?

ももかさん)過去の経験から、副業ではじめた方がいいと考え、介護の仕事をしながら起業塾に通いました。

中根)副業から始めた理由について聞いてもいいですか?

ももかさん)過去、自分のお店(カレー屋さん)を持った時は挑戦することに全集中することが大事だと思っていたので、それ以外のことは全て辞めました。でも、最初からうまくはいかず、生活にも心にもどんどん余裕がなくなっていきました。

なので、今回は元々やっていた介護の仕事を続けながら起業に向けて準備を始めました。起業塾に通い、起業に関する知識はついていきましたがランジェリーの知識がなかったので、今振り返ると同時期にランジェリースタイリスト養成講座に通っていたらより良かったと思います。

中根)ありがとうございます。生活と心の余裕大事ですよね。それがあってこそ好きなことができますもんね。 次にOnly Gのブラができるまでの道のりを聞かせてください。

Only Gのブラが出来上がるまでの道のり

ももかさん)私は自分でつくれるわけではないので、まずは企画・製造してもらえる場所を探しました。当初生産を予定していた数が少なかったため、なかなかつくってもらえるところが見つからず 本当に大変でした・・・メールをしても返信がなかったり電話しても居留守を使われたり。最初はとても落ち込みましたね。

中根)そんなことがあったんですね。その後、今の会社の方との出会いがあったんですね。

ももかさん)その後、知人の紹介で東京ビックサイトで行われていた展示会へ行ったんです。そこで、その後製造してもらうことになる「チャイルド」さんに出会いました。

サンプルをつくり、その次は生産する数を決めます。 数が少ないと原価がものすごく高くなってしまうため、初回生産枚数は悩みました。サンプル生産の段階で修正を何度も重ねたのですが、先方から修正を提案されても下着の知識がないため「わからない」と感じる事がよくありました。

自分でつくること(パターンを引くなど)は難しいけど、まずは基本的なことを学ばないとダメだと思い 、調べた結果Lingerie Collegeを知りました。

Lingerie Collegeの講座を受けている期間にサンプルの修正を重ね、卒業前に商品が出来上がりました。その年(2019年)の12月24日にネットショップをオープンさせたというのがOnly Gのブラができるまでの道のりです。

【後編】安定した暮らしか、夢に挑戦するか・・・迷った時の決断は?に続く

編集後記

Lingerie Collegeの講座受講期間にサンプルの修正を重ね、卒業前に商品が出来上がりその年(2019年)の12月24日にネットショップをオープンさせせたももかさん。

約3年間のブランド立ち上げまでの道のりのお話から、今本当に自分がしたいことはなんなのか? 叶えたい夢への挑戦を迷っている方にとって、ヒントとなるお話をたくさん聞くことができました。

ももかさんとはじめて出会ったのは、私が登壇した講演会で撮ってくださった写真を送ってくださったのがはじまりです。とってもお優しく温かい方で、期を超えてランジェリースタイリスト養成講座卒業生から慕われているももかさん。 恵比寿にあるランジェリーセレクトショップで開催したはじめてのPOP UPには、同期メンバーが日替わりで手伝いに行っていたのがとても印象的でした。

後編では、具体的にランジェリーブランドをつくる人が立ち上げまでにやっておくといいことや ランジェリースタイリスト養成講座の思い出をお伺いしました。更新をお楽しみに。

齋藤光代さんInstagram:https://www.instagram.com/onlygbra/

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