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【ワコール販売員教育担当から、下着のお困りごとを解決する専門家へ】もう一度「基礎」に戻ったら、見えてきた新しい道。ランジェリーカレッジで築いた確かな土台

大手下着メーカーで販売員として長く勤務し、販売員の教育担当も経験されたAkiさん。「このままでいいのだろうか?」と悩んだ末に、一歩を踏み出してランジェリースタイリストの道へ。そして今、SNSでの発信や雑誌掲載など、新しい可能性が次々と広がっています。迷いながらも挑戦を決めた背景と、今だからこそ感じることを伺いました。

目次

 「何これ、すごい!」——体型コンプレックスが導いた、ランジェリーへの道

――Akiさんは元々ワコールで長く働かれていたそうですね。どんなきっかけでワコールに入られたんですか?

Aki 元々は、地元で事務職をしていたんです。下着はなんとなく好きだったんですけど、知識は全然なくて。10代の頃から体型コンプレックスがあって、特に胸が小さいのに対してお尻が大きいというのがずっと悩みでした。

20代前半の時に、働いていた会社の先輩が「ワコールのリボンブラってすごいんだよ」って教えてくれました。それを聞いて探しましたが、地元にはなく県外まで探しに行って、試着したパルファージュのブラに感動したんです。「何これ、すごい!」って。

その感動が忘れられなくて、その後、転職や引っ越しを考えるタイミングで、「せっかくならやりたいことをやってみたい、入りたい会社に入ってみたい」と思いワコールへの転職を検討し始めました。最初は事務系で探していたんですけど、事務職の求人がなく販売なら求人があったので、とにかくワコールに入りたい一心で未経験ながらもスタートしました。

 「着けたら違う」――販売員時代の原体験

――ワコールに入られてから、どんな経験が特に印象に残っていますか?

Aki 一番印象的だったのは、入社した最初の頃、先輩に「勉強のためにいろんなブラを着けなさい」と試着室にすごくたくさん入らせてもらったことでした。お客様におすすめするために、どんどん着けてごらんって。それがすごく楽しかったし、自分の体で実験できて勉強になりました。

商品によって体感が全然違うんです。着け心地も良くも悪くも変わるし、シルエットも変わる。デザインによって自分の体の見え方や華やかさも全く変わる。勤務していたのが百貨店だったので商品数が多くて、その分いろんな幅を見られました。この「着けたら違う」という体験が、今の私のサービスの根幹になっています。

――その後、販売員の教育をする立場になられたんですよね。

Aki はい。5年販売員として働いて、その後4〜5年は教育担当でした。途中で産休もあったので、実働はもう少し短いですけど、トータルで10年ぐらいワコールに勤めました。

ワコール時代のAkiさん

 販売員教育担当になって気づいた、「聞けない」というコンプレックス

――販売員の教育担当という立場を経験しながら、ランジェリーカレッジで学び直すことに抵抗はなかったのでしょうか。

Aki 受講しながら改めて気づいたことではあるのですが、教える立場になると、自分の疑問や不安を聞ける環境じゃなくなってしまいます。自分が間違えると研修を受けた人が間違うし、その先にお客様がいるっていうプレッシャーがすごくあって。まだまだ知らないことがたくさんあるのに、不安なままずっとやっていて、いつしかコンプレックスになっていました。

フィッティングにも他の人とは一緒に入れないから、毎回が本番勝負です。自分の知識やスキルが合っているかどうかは売上やリピート率でしか分からなくて、それがすごくもどかしかったです。だからもう一度改めて学べることには前向きでした。

――経験豊富なAkiさんでも、そういう不安を抱えていらっしゃったんですね。

Aki そうなんです。思わないようにしてたんですよね、そんな弱音は。教える立場だったから、そんな自分はしまい込んでフタをしていて、そこには気づいてもいませんでした。

 キャリアの転換点――出産、そして自分と向き合う時間

――ランジェリーカレッジに入られたのは、どんなタイミングだったんですか?

子供が生まれて、家庭と仕事の両立やキャリア育成に悩む中で、自分と向き合う時間を意識的にたくさんとりました。

時代的にも強みを生かして、副業や独立する人が増えてきたので、自分の強みって何だろう、ずっとやってきたことって何だろうって考えた時に、「やっぱりランジェリーかな」って気づいて。

でも周りにイメージに合うロールモデルがいなくて、ランジェリーで副業・独立を考えると言っても「これで合っているのかな」ってすごく不安でした。

――ロールモデルを探されていたんですね。自分と向き合ってみた時間は大きな転換点になったのでしょうか。

Aki 自分を掘り下げていったら、自分を削って頑張りすぎていたことに気づいたんです。これは、会社員に向いてないなって。

私、本来めちゃくちゃスピードが遅いタイプなんです。でも周りに合わせようと頑張って速く動いていて。その上できない人だと思われたくないから、人が2時間で8割仕上げる仕事を、私は隠れて5時間残業して必死に追いついて「終わりました」って出していたんです。

みんなにダメなやつだと思われたくなくて、ずっと戦っていました。足元をすくわれないように、自分のボロが出ないように、ミスをしないように、お客様に迷惑をかけないように。

でも、フリーランスなら人の目を気にしすぎずに自分が調整して結果を受け入れられればいい。自分を認めつつ、やりたいことをやって、でもキャリアも作る――それを叶えるために、フリーランスに挑戦してみようと決意しました。

「生徒なんだから聞いていい」——経験者だからこそ、より一層価値がわかる安心できる学びの場

――実際に受講してみて、いかがでしたか?

Aki 元々学長の菜穂子さんから、「Akiさんは知っていることが多いと思いますよ?」と聞いていた通り、基礎の学び直しからでした。

私が不安に思っていて、コンプレックスだったところをもう一度学べるって分かって、よりハマりましたね。

ランジェリーカレッジに入って、「生徒なんだから聞いていい」っていう環境に感動しちゃって。この環境がどれだけありがたいか。経験者だからこそ、その価値が本当によく分かりました。

――10年のキャリアがあっても、「基礎から学ぶ」ことに意味があったんですね。

Aki そうなんです。基礎って、本当に大事だと思っています。ワコールで学んだ基礎は、どうしても商品紹介が帰着点になるので、自分の接客の癖としても商品情報に寄っていきます。でもランジェリーカレッジでは、ブランドに縛られない、普遍的な基礎を学べました。

たとえば、サイズの見方や体型の分析の仕方、フィッティングの考え方。これらは、どのブランドの商品にも応用できる本質的なものなんですが、基礎がしっかりしていないと、応用が効かないんです。

――具体的に、どんなことが学びになりましたか?

Aki 一番大きかったのは対面講座で学んだ実技ですね。サイズジャッジについても、会社にいるとみんなそれぞれのセオリーがあって違うこと言われることもあります。でも菜穂子さんの教えで、そのすり合わせができる。納得いくまで練習できる環境がありました。

対面講座参加時に撮影

一人では勉強できても、一人では練習できないんです。サンプルブラも用意されていて、心置きなく練習できる。一人ではできないことができる、それが本当にありがたかったです。

 予想以上だったブランドとの繋がり、そして相談できる環境

――他に、ランジェリーカレッジで得られたものはありますか?

Aki 予想以上だったのは、ブランドさんとの繋がりです。展示会でデザイナーの思いを聞けたり、「これ、お客様に教えてあげたい!」って思うような出会いがいつもあります。ブランドさんの展示会や、イベントに参加することは、SNSのフォロワーさんが多くないとなかなか難しいのですが、協会経由でご招待いただけたのはありがたかったです。発信力がつく前から、そういう繋がりや勉強の機会が得られるとは想像していませんでした。

トリンプ展示会にて
Intimissimi「高鳴りを、信じて。」ローンチ記念 レセプションパーティーにて

加えて、熱量の高いメンバーと学べ、相談し合える環境はありがたいです。自ら選んでこの講座を受講した仲間と切磋琢磨できるこの環境自体が、ランジェリーカレッジの大きな魅力だと思います。

ランジェリースタイリストと一緒に、展示会ツアー・ランチ会を開催
ランジェリースタイリストと一緒に、展示会ツアー・ランチ会を開催

――今でも、講座の教科書を活用されているそうですね。

Aki はい。今も教科書は、カルテを作る時にめちゃくちゃ見ています。基礎基本の知識が詰まっているので今でも見返す度に新しい気づきがあるんです。確実性が高い、汎用性の高い基礎を学べたことが、今の活動の土台になっています。

ランジェリースタイリスト養成講座テキスト

「困っている人に届けたい」――Akiさんが目指すランジェリースタイリスト像

 

――Akiさんは今後、どんなランジェリースタイリストになりたいと考えていますか?

Aki シンプルに言うと、「困った時に見つけてもらえる存在」になりたいんです。下着で悩んだ時、「そうだ、Akiさんに聞いてみよう」と思い出してもらえるような。

どんなに良い想いや知識を持っていても、それが必要な方に届かなければ意味がない。だからこそ、情報発信力も兼ね備えたランジェリースタイリストとして、お客様との接点を大切にしながら活動していきたいと思っています。

――具体的には、どんな価値を提供していきたいですか?

Aki お客様へのサービスの中で私が作っているカルテに、その答えが詰まっています。その人がどこに行っても、自分で選べるようにしたいんです。カルテを見れば、自分がどういう特徴の体で、だからこういう商品が合うって分かる。お店に持って行って、店員さんに「こういうのください」って見せられるのが理想だなと思って作成しています。

私は正直、海外のブランドやマニアックな商品にとても詳しいわけではありません。でも、それで良いと思っています。情報を届けたい人たちは、「日常の困りごとを解決したい」人たちなので、手にとりやすく買いやすいアイテムを重視したいなと思っています。

――お客様に、どんなランジェリースタイリストとして記憶されたいですか?

Aki ランジェリーの情報を知らないことで起きている問題を、解決できるランジェリースタイリストでありたいと思っています。

ランジェリーを楽しむことももちろん素敵なんですけど、私の場合は楽しむ前の人たち、楽しめずに困っている状態の人に、情報やアイデア、サービスを届けたいんです。

自分がそもそも知らないことでコンプレックスを抱えていたからこそ、その苦しさが分かります。「困っているところから、とりあえず解放されよう」というメッセージを最初に届けたいです。その先で、それぞれ自分なりの楽しみ方が見つけられたら素敵だなと思います。

 200万回再生、雑誌掲載——「届いた!」という実感が、確信に変わった瞬間

Akiさんが掲載された雑誌。宝島社大人のおしゃれ手帖特別編集

――最近の活動にどんな手応えや反響を感じていますか?

Aki まず、発信は本当に「誰か見てるのかな」って思いながらずっとやっていたので、数字で見えるようになったのが本当に嬉しかったです。元々、ランジェリースタイリストからの紹介で、日本ランジェリースタイリスト協会のランジェリースタイリストみんなで、新商品PRのお手伝いをすることになったんです。その時つくった動画が200万回再生されました。ブランドさんから「何枚売れました」って報告をもらえたり、お客様が「これ欲しかったんだ」って買ってくれたりして直接の反響をもらえています。

雑誌掲載にもつながって、ずっと心配しながらも暖かく見守ってくれていた家族や友人に、胸を張って報告できる形ができたことが嬉しかったですし、安心しました。

――それは本当に嬉しい変化ですね。

Aki はい。最初は本当に手探りでした。でも、やってみないと諦めもつかないですし!今は盛大な実験中です(笑)。でも少しずつ、反響が出始めている実感があります。

 受講を迷っている方へ――Akiさんからのメッセージ

――最後に、ランジェリーカレッジに入学を迷っている方へ、Akiさんからメッセージをお願いします。

Aki 世界は間違いなく広がります!

そして、考えても分からないものは分からないと私は思っています(笑)。

興味を持っている時点で、必要性を感じているんだと思うので、予算が許容できるかを考えて、検討が終わって迷っているなら、「合うか合わないか」だけ。合うか合わないかは、外から見ていても分からないので、雰囲気を見にぜひ公開イベントに来てみてください!(Lingerie LOVERSの会や1day講座、個別相談などがあります。)

ランジェリーカレッジには、基礎をしっかり学べるカリキュラムと、実践できる環境と、一緒に頑張る仲間がいます。経験者でも初心者でも、それぞれに合った学びが得られる場所。私自身、10年のキャリアがあっても、ここで学んだ基礎があったからこそ、今自信を持って活動できています。

――ありがとうございました!

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