日本ランジェリースタイリスト協会 | HP
【販売とスタイリストの二足のわらじ】赤ちゃんがいても働ける、好きなことで埋め尽くされるランジェリースタイリストとしての日々
補正下着のアドバイザーからランジェリースタイリストになられた萌さん。補正下着のアドバイザーとして12年の道のりや、現在の活動についてお伺いしました。
―――萌さんは元々長く下着のお仕事をされていたと思うのですが、具体的にどんなお仕事をされていらっしゃったのですか?
萌 ずっとアドバイザーとして補正下着の販売をしていました。4年前に独立をして、フリーになり、自宅でサロン運営をしています。補正下着の販売をメインに、ご購入いただいたお客様にボディのエステも行なっています。
―――ありがとうございます。もう12年もやられているとのことですが、最初に補正下着のアドバイザーのお仕事をやろうと思ったきっかけはありますか?
萌 元々保育士をしていた時に、友達から紹介されたのが最初のきっかけです。当時「これ(補正下着)がないとスキニーが履けない」というブログ記事を読んでから、欲しいと思いながらもこんな田舎にはないだろうなと思っていたところに友達からの紹介がありました。
―――そうだったんですね!タイミングばっちり。
萌 はい、補正下着って着たときに体がすぐ変わるだけじゃなくて、ずっと着用していたらみるみる体型が変わっていく感動がありましたし、周りの友達の体型変化も間近で見るようになって、これはすごい!と思ったんです。
それと同時に、アフターフォローが丁寧なところも好きです。これだけ変化したよ、とかワンサイズ下のズボンが履けるようになったよ、トップサイズが上がってる!という共有をアドバイザーとすることも、体型が変わってオシャレが楽しくなったとか、具体的にいろんなお話をすることがすごく楽しいって自分がお客様だった時に気づいたんです。
そこでアドバイザーを目指そう!とのめり込んでいって、保育士をやめてこっちでやっていこう!と決めたのがスタートでした。
―――すごいです。欲しいと思った補正下着を使ってみたらすごく変化して、紹介したお友達の方も変化していってというのを見られて、「このお仕事いいなぁ」と、アドバイザーにまでなられたんですね!ちなみに補正下着が欲しいと思っていた頃は、具体的にどんなお悩みを持っていたんですか?
萌 その時は、太ももの太さや張り、バストが小さいのも悩みでしたね。
―――なるほど。それで、調べている中で補正下着に出会って、自分の変化もあり、お仕事にすることを決意し、お仕事にのめり込んでいったということなんですね。
そんな補正下着のアドバイザーの仕事をされている中でランジェリーカレッジに出会ったと思うのですが、どう知ったのですか?
萌 ずっと組織で働いていたんですけど、お客様のことを考えるとフリーになる方がいいと思うようになりました。それに合わせて、もう一度下着について勉強がしたい、何か武器になるような資格とかが欲しいなと、色々考えていたんです。
どうしようかとインターネットで検索している中でランジェリーカレッジがヒットして、というのが最初ですね。
―――なるほど。ずっと下着を取り扱ってはきたけれど、知識をアップデートしたいとか、資格を得て次に繋げていきたいなという思いがきっかけだったということですね。
萌 そうですね、カリキュラムも3分野に分かれていて、下着の基礎を学べるというところに惹かれました。どうしても独学になってしまうところもありましたし、会社の研修に参加しているとはいえ長年やっていたので、情報のアップデートもしたいと思いセルフスタイリング講座を受講しました。※セルフスタイリング講座は、現在はエントリーコースという名称に変更。
―――最初はちょっとやってみよう!という感覚でもあったとは思うのですが、実際に学んでみていかがでしたか?
萌 実は最初はランジェリースタイリストになる気は全然なかったんです。でも結局、受講を進めるうちにもっと知りたいもっと知りたい!となって、認定ランジェリースタイリストにまでなりました。
やっぱり補正下着以外のことで知らないことが多かったんですよね。自分が知らないランジェリーの世界があることに好奇心がブワッとなって、もっと知りたい!って気持ちが変化したのが大きいです。
―――ありがとうございます。元々は自分のお仕事を強化するというか、何かもっと深めていけたらいいなっていう感じだったのに、入ってみたら、パンって世界が広がっていったんですね。
萌 そうなんです。ちょうどこの頃2人目を産んだばかりで、お客様だけでなく自分のライフスタイルも変わってきた時期だったんです。補正下着がしんどくなってくるとか、授乳ブラのおすすめとかをお客様に聞かれることもあったし、自分自身も悩みを実感していました。
そんなときに、ランジェリーカレッジで学んだことで、補正下着以外のランジェリーも提案できる下着のプロっていいなって思ったんです。
いろんなブランドのランジェリーに詳しくなって、その人に合ったものを提案できるっていいなと。
そして、それはやっぱりランジェリースタイリストだからこそできることなのかなって思って、ランジェリースタイリストになりました。
―――ちょうどご自身もライフステージの変化があった時に、ライフステージに合わせた提案をするためにはランジェリースタイリストがいいんじゃないかということに気づいたということですね!
ちょうど2人目のお子さんが生まれた時期だったということでしたが、学びと子育ての両立という面ではいかがでしたか?
萌 当時(2020年)はコロナ禍真っ只中だったので、子供たちとずっと家にいる状況でした。そこで新しいことを学ぶのはとても刺激的で。社会と繋がっている感もすごくありましたし、zoom上でもいろんな人と話せるということはとても楽しかったです。
―――講座には集中して取り組めたのでしょうか?それとも講座以外の時間もご自身で何か学ばれたりしましたか?
萌 講座はアーカイブがあったので、ご飯を作りながらとか、ラジオのように流しながら何回も何回も聞いて身につけていったような感じですね。たくさん聞いて、サッとメモしながらみたいな感じで、テキストもすごく汚いんですけど(笑)
―――わかります、私もそのタイプです。カリキュラムは順調に進んでいけた印象ですが、よく聞いたな、学んだなみたいな、印象に残っているものはありますか?
萌 もちろん全部たくさん印象に残っていますが、一番はロープレです。同期のみなさんの前で話すようなときは頑張っていた覚えがあります。
―――話すというのはどういう感じのものですか?
萌 実際にランジェリーセミナーをすると仮定して、実践しましょう!というような内容ですね。まさにロープレです。とても緊張していたので、終わったあとすごくお腹痛くなって・・・(笑)でもそのあと試験もあって・・・。無事受かったのでよかったんですけど、緊張したし、学びも多かった記憶がります。
―――そんなことが!カリュキュラムには、卒業後にセミナーを実施できるようになるくらい実践的なものも用意されているんですね。
実際ランジェリースタイリストになられた後も、セミナーを開催されたりしましたか?
萌 しました!お客様も来てくださって。今は産後ということもありお休みしています。
―――すごいです!それまではお客様との関わりってマンツーマンだったかなと思うのですが、セミナーとなるとまた変わってくるというか、その働き方って萌さんにとってどんな感じだったのでしょう?
萌 そうですね。セミナーは情報を一方的にお伝えするということがメインなので、個別サービスと比べると少し寂しい感じはありました。ただお客様からするとマンツーマンより手ごろな価格で、手軽に学べるのも良いなと思いながらも、私としてはもっと密にコミュニケーションを取りたいと思うこともありました。
―――なるほど、もともとお客様と密にコミュニケーションを取ってお仕事されてきたから、セミナーは少し一方通行に感じる部分はありますよね。でもそうやって色々やってみたからこそ、やっぱりお客様と密に関わってお応えしていくのが好きだなとか見えてくるものがありますよね。
現在は協会の活動もされて、菜穂子さんとも関わっていらっしゃると思うのですが、萌さんからみて菜穂子さんはどんな方ですか?
萌 最初の印象はとにかく話し方とか言葉選びとか、すごく気品がある方で素敵!という感じでした。受講してからは、1質問したら10で返ってくるくらい、やっぱり知識量も豊富です。取材でパリに行かれたりとか、いろんなところに足を運ばれて常に情報をアップデートされているので、この方から情報を得ていたい!と思える方ですね。こんな人になりたいし、この人についていきたい、と思っています。
―――気品がある、というところすごくわかります!
先ほど同期の方のお話もありましたが、講義やそれ以外の場面での関わりってどうですか?
萌 そうですね、年に数回対面でお会いするだけでなくて、一緒にお仕事をしたり、メッセージのやりとりをしたり、安心感があります。特に私は今まで組織にいても、あまり横の繋がりがなくて結構単独だったんですよね。だからこそ、今ランジェリーが好きで仕事にしている人たちがたくさんいる環境で、横の繋がりがあることって、安心感がすごいなって。
あとは他の人が頑張っているのを見ると、頑張らなきゃって思えるし、もちろん比べて落ち込むこともあるんですけど。でも感化されて、自分にできることをやろう!ってなれますね。
―――なるほど。ランジェリカレッジに入って、いろんな繋がりができて、みんな頑張っているから自分も頑張ろうってなれるし、安心できる環境になっているということですね。
元々はご自身の補正下着のお仕事を強化する、という思いで受講したランジェリーカレッジだったと思うのですが、実際ランジェリースタイリストになってどんな変化がありましたか?
萌 そうですね、お客様と下着について話す機会は元々あったんですが、補正下着以外のランジェリーにも興味を持ってくださる方が増えて。私が持っているベビードールのランジェリーファッションを見て、やってみますとか。基本的には補正下着を着けているけれど、他にも幅広く、いろんなランジェリーを楽しめるお客様が増えてきたのが嬉しいです!私も変わったけど、お客様も変わってきたなと思います。
―――元は補正下着1本で、それを入り口に入ってきてくれるお客様もいらっしゃったと思うんですけど、今はいらしたお客様に対して、ご提案やお話できる幅がぐんと広がったということですね!
このことは萌さんの人生においてどういう意味があったと思いますか?
萌 自分がお手伝いしたいと思える方が明確になったと思います。出産を3回経験して、ランジェリースタイリストになったことで、悩んでいるママさんに向けて、合うランジェリーを提案したい、とか自分は本来こういうのをやりたかったんだとわかるようになったし、協会の活動でもLingerie LOVERSの会とかいろんなことにチャレンジさせていただけている環境なので、暇がなくなったというか。常に刺激を受けている環境でああしたいこうしたいが出てきて、それを素直にできています。
―――やりたいことで日常が埋め尽くされている感じですね。
お子さんもまだ小さくて、仕事でやりたいことや子育てのバランスとかはいかがですか?
萌 バランスはいいんじゃないかな・・・と感じています。というのも、私が個人でやっている理由は家族を一番に考えたい、というのがあります。子供たちに寂しい思いをさせてまで仕事にのめり込む必要はないと思うし、子供たちと一緒の時間は子供たちに向き合って、幼稚園の時間にいかにタスクをこなすかみたいな。やりたいこと発信したいこと、思いついたことは冷蔵庫にメモを貼り付けてます(笑)
子供たちが寝たあと動画を1本撮ってみようとか、そんな感じでやっていますね。
―――なるほど。時間を見つけてやりたいことをやりながら、でもご家族を大切にしたいという思いも大事にされて、バランスをとりながらやっているという感じですかね。
補正下着のアドバイザーだった頃と今ランジェリースタイリストになられて、レベルアップした部分をあえて言葉にするとどうでしょうか?
萌 補正下着ってどうしても悪いイメージがあるかなと思っていて、情報発信もしにくいというか。これを投稿したらどう思われるかなとか、堂々とできない部分があったんですけど、ランジェリーカレッジで学び直したことで、私は下着のプロだ!と自信がつきました。補正下着もわかるし、ランジェリーもわかるという部分で、ランジェリー業界で私はやっていく!と思えているし、情報発信も自信を持ってできるようになったところですかね。
―――基礎から実践まで、様々なことを学ばれたと思いますが、ランジェリーカレッジのカリキュラムで1番大事だなと思うものってありますか?
萌 そうですね、知識面、座学ももちろん大事だと思うのですが、やはり対面で学習できるフィッティングや採寸の練習ですかね。私は直接お客様にお会いする機会も多いので、きちんと技術面を磨いて、見直して、お客様のお悩みの解決や、満足度に繋げたいと思うので。12年やってきているからこその癖もどうしてもあるので、正しいフィッティングや採寸はやっぱり大事だと思います。
―――ありがとうございます。
ランジェリーカレッジに入るにあたって不安だったことはありますか?
萌 補正下着の販売とランジェリースタイリストで二足のわらじになってしまうことで、自分がブレないかなとかは不安でしたね。
―――実際に今はすみ分けができているのか、うまく融合されているのか、どちらですか?
萌 それでいうと融合なんですかね?自分の中でしっかり分けられてはいます。元々の補正下着のお客様にはお伝えできる知識が増えただけですし(笑)ランジェリースタイリストのお客様には、もしかしたらご不安を感じさせてしまっているかもしれないのですが・・・。
でもランジェリースタイリストのお仕事では、お客様が希望しない限り補正下着は販売しません。自分の中でしっかり分けられているので、最初は不安だったところですが今はないですね。
―――今後の目標はありますか?
萌 そうですね、やっぱり一人でも多くのお客様のお悩み解決をしたいです。それと、補正下着のお客様には、sunny(サロン名)に来ていることをステータスに思っていただけるような私になりたいですし、サロンにしたいです。お客様にとって、私から受け取るから安心、とか、そういうふうに思っていただける場でありたいと思っています。
あとは、以前メディアの監修をさせていただいた時にお客様が「すごいですね!」「読みました!」など喜んで下さいました。そういうふうにいろんなことに関わって活躍できるように頑張っていきたいと思っています。
―――すごいです。補正下着の販売から、お客様のお悩み解決の幅が広がって、萌さんのところに行けば自分に合うものが見つかるよっていう状態に、なれたらいいなっていうことですよね。
最後になるのですが、補正下着のアドバイザーをされていた5年前の萌さんに「5年後はこんなふうになってるんだよ」ってお話しできるとしたら、なんて言いますか?
萌 えー、なんでしょう!お客様のお悩みの解決策っていっぱいあるから大丈夫って言いたい!(笑)以前は一つのお悩みに対して一つしか答えられなかったけど、今はお客様への答えの引き出しが増えています。フリーになることに不安を感じていたけれど、前よりもっと「下着屋さん」ができてるから安心して欲しいなって思います。
―――「1人でやっていくことの不安とかもあったと思うんですけど、ランジェリーカレッジに入ったことで、同期の方とかいろんな方と出会って、1人でやっていかなきゃっていう不安みたいなものもなくなりました。安心してやれることも増えて、お客様に、より価値を提供できるようになっているよ」ってお話できそうということですね。
萌 そうですね、そう思います。
―――萌さん、詳しく教えて下さりありがとうございました!
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