【後編】元・通年ブラトップ、3人の子どものママからランジェリースタイリストへ

ランジェリースタイリスト養成講座13期卒業生のあずまるいさんにインタビューをさせていただきました。
自身が気づいていないところで、ずっとそっとランジェリーが寄り添っていたように思える、るいさんの人生。
ランジェリーカレッジを卒業した今、見据える未来とは?

前編はこちらからお読みいただけます。

目次

日々の選択と、ランジェリーの選び方

ゆうり)その実験はどうでしたか?

ブラトップ自体が悪いとかでは一切なくて、「毎日何も考えず、それ一択でブラトップを身につける」ということが、”感覚”から目を背ける行為だったんだと気付けました。

ブラトップ一択だった時って、生活の中でも自分に選択肢を用意してあげていなかったんです。これしかない!と自分に言い聞かせて突き進むとか。

そういったところが、ランジェリー選びと自分の生活が重なるというか、ランジェリー選びの視点と、自分の選択の仕方が似ているなという発見があって、とても面白かったです。

ゆうり)ランジェリー選びが日々の生活にも反映されていたわけですね。

そうなんです。それからは、下着で感覚を取り戻すという実験が楽しくなってきたんですよね。
当時はまだ自分にぴったりのブラを見つけるというのは難しかったので、ブラトップは変えずにショーツを変えてみたりして。


今日はこのレースがいいなぁとか、この形がしっくりきそうだなぁとか。とにかく毎日自分の体と対話するんです。これって、今まではやってこなかったことを続けました。

運命だったランジェリーカレッジとの出会い

ゆうり)ランジェリーカレッジとはその流れで出会ったのでしょうか?

そうですね。

実験を続ける中で、ブラも買い揃え始めるんですけど、混沌とした中から自分にぴったりのものを探すって難しいんです。正直、妥協して買うとかネットで買うとかの毎日でした。

でも、やっぱり、快の感覚を知らずしてどうやって感覚を取り戻していくんだ?って思って、「ランジェリーの知識をもっとつけたい、自分にピッタリを選べるようになりたい!」と思って検索してランジェリーカレッジを見つけたのが最初です。

ゆうり)最初は”自分の下着選びのために”学ぼうと思われたのですね。

当時、実験で自分の感覚を取り戻していく中で、わりと早く夫との関係も良くなって、レスも解消したんです。だからこそランジェリーに魅力を感じて。

エビデンスはないけれど、何か力があるぞ!と感じるようになっていました。

ゆうり)ランジェリーカレッジはいかがでしたか?

まずは説明会に参加したんですが、”ランジェリースタイリストとは?”という説明から既に惹かれていました。

特に、「自分を大切にすることを当たり前にしていきたい」と言う言葉が響いて。今までずっと模索してきたことが、点と点が繋がるような感覚というか。まだ私のやりたいことは模索中だけど、描きたいことはわかるかもしれない!学びたい!と思いました。

ゆうり)出会ってすぐに「ここだ!」と思えたのですね。

そうですね。ランジェリースタイリストになりたいと言う気持ちは正直わからなかったのですが、本当に知識のない初心者の私でもプロになれるのかな?と自分に光が見えた気がしたんですよね。

ゆうり)決してまっすぐではない道を一生懸命進んだからこそ、その先にランジェリーカレッジが待っていたような、出会うべくして前に進んでこられたんだなと感じます。

自分と同じ悩みを抱える人のために

ゆうり)ランジェリースタイリストになられた現在は何をされていますか?

SNSでの発信を続けながら、コミュニティ作りを進めていきたいと思っています。

というのも、自分との向き合い方がわからないとか、パートナーシップをよくしたいと思っている方は密かに多いと思うんです。

実際に私がレスで悩んだとき、周囲に相談したら誰一人同じような人がいなくて、不安が増大しちゃったんです。「私だけなの?」って。

でも実際パートナーシップのことを下着で解消していく中で、発信もしてみたら、「私もそうなんです」って声が多かったんです。SNSで発信すると、見えないところに同じような方がいらっしゃることが見えてきました。みんな言えなかったんだなとか、そばにはいないかもしれないけれど同じ悩みを持っている人は多いとわかったから、そういうことを話せるコミュニティを作っていきたいと思っています。

ゆうり)なかなか言えない悩みだからこそ表面化はしないかもしれないけれど、ひっそりと悩みを抱えている方は多そうです。

ランジェリーを通して女の自分を解放していくとか、自分らしく輝く女性のお手伝いだったりとか、ランジェリーにパートナーシップを掛け合わせて伝えていきたいです。

それから、コミュニティでは、性のことを看護師目線で伝えたいと思っています。例えば、性の悩みを打ち明けられる関係性であったり、親密なパートナーシップが築けていることで、自分の変化や相手の変化にも気付きやすくなるんです。なんかいつもと違うなとか違和感にいち早く気づくことが健康につながります。

もちろん、男女関係以外にも親子や友人で性の話ができるとか、そういうこともパートナーシップだと思うので発信をしていきたいです。

ゆうり)るいさんだからこそできる発信ですね!素敵です!

やりたいことがたくさん!

昔と違って、やってみたいことがぽんぽん浮かぶようになっています。

脳内が忙しいのが今の幸せ!

将来は地元でランジェリーショップを開けたらなとか。
離島に住む予定があるので、素敵なランジェリーを集めて楽しめる空間を作れたらなとか。

ゆうり)いいですね!離島のランジェリーショップ!

発信などを続けながら、今後はそういったこともできるようになりたいですね!

これからランジェリースタイリストを目指す人へ

ゆうり)これからランジェリースタイリストを目指す方にメッセージがあればお願いします。

ランジェリーっていろんな可能性を持っているので、掛け合わせで面白い発見があると思うし
オリジナリティーのあるものができると思っているんです。だから、自分のオリジナリティの発信を楽しんでほしいです。

私自身当初は、ランジェリーにパートナーシップや性の話を掛け合わせるのはタブーかなと心配していたのですが、菜穂子さんに相談したら予想と反して『いいですね!』と言ってくださって嬉しかったんですよね。

だから、もしこれはやっていいのかな?っていう不安や心配事があれば、説明会で話してみてもいいと思うし、自己完結せずにまず聞いてみるというのは大切だと思います。

ゆうり)本当にそうですね。菜穂子さんはもちろんですが、ランジェリーカレッジ自体やランジェリースタイリストの皆さんは、否定をしないというか仲間のやりたいことや夢に対して素直に認め合える空気感を持っているなと個人的にも思います。

ランジェリーのパワーを感じた出来事

それから、講座一回目のときに、「ランジェリーをお守りとして使っていて、ランジェリーで未来を先取るようにして楽しんでいます」と菜穂子さんがおっしゃっていて、当時はどういうこと?って思っていたんですけど。笑

パートナーシップとランジェリーを同時に学ぶ中で、

・感覚が私たちを行きたいところに連れて行ってくれる

・だから、思考よりも正直な体感覚に対して下着でアプローチをしていく

・感じたい感覚を下着で先に感じさせてあげる

ということを本当の意味で理解できたんです。

実際に私もそれでレスを解消したりしてきたし、実はランジェリーカレッジの卒業試験の実技テストに1回落ちているのですが、再試は下着で成功させたという部分もあって、実証済みです!

「菜穂子さんが当時言っていたことがわかりました!」ってメールしたのを思い出しますね。笑

下着業界未経験からの挑戦

ゆうり)るいさんは下着業界は未経験だったと思うのですが、その部分はいかがでしょうか?

初心者がプロになれるのかなっていう不安はありました。でも、本当に基礎からじっくり教えてもらったり、実技試験で落ちて泣いて帰ったのは隠せないんですけど。笑


プロとして活動するために必要なことをしていただいたなって。本当にプロにしてくれる実技と知識を教えてもらったので、私みたいに知識がないからって押し込めずにチャレンジしてほしいなって思います。

中根)るいさんは、ランジェリーカレッジの講座時間がちょうど幼稚園のスクールバスの時間と被っていたんですけど、
「今バスが来たんで行ってきます!」って感じで、毎回休まずに出席してくれたんです。

いえいえ、毎回菜穂子さんが気を遣ってくださって…毎回出席できました。

ゆうり)そういう意味では、どんな状況でも思いがあれば続けることは可能ですよね!

そうですね。

私も実際、自分にぴったりのものを選べるようになってからはランジェリーファッションも楽しめるようになりましたし、自分の心と向き合うツールになったり、自分の状態を教えてくれるバロメーターになったり、下着の楽しみ方の幅が広がりました。

ランジェリーがある、それだけで大丈夫

ランジェリーカレッジに出会うまでは、下着の専門店があることも知らず、大きな商業施設の中の下着売り場に行くという考えしかありませんでした。

だから、モヤッとした思いを抱えたまま購入したり、それが「私には合うブラはないんだ」っていう想いにつながったりしていて。
でも、ランジェリーカレッジでいろんなブランドを知って、選ぶ基準もわかるようになってからは、こちらから店員さんに質問をすることもできるようになったし、自分にぴったりのランジェリーに向かって行けるようになりました。

ゆうり)自身の成長にともなって、るいちぇるを取り巻く環境も前向きに変化されて。ランジェリーカレッジとは運命が変わるような出会いだったのですね。

ただ下着としてブラをするだけでなく、こうやって楽しみ方の幅が広がったことで、大体のことは乗り越えられるんじゃないかなって思っています。
もちろん今後も色々あるとは思うけれど、それも、そばにランジェリーがあるだけで心強いなって思っています。

ゆうり)るいさん、今日は本当にありがとうございました!

あずまるい
ランジェリースタイリスト

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元・通年ブラトップママからランジェリースタイリストへ。
夫婦関係や自分の在り方に悩み始めたことをきっかけに、
パートナーシップを学び、
ランジェリーというツールを使って
「女の自分」を取り戻す。
ランジェリーとパートナーシップを掛け合わせ、
自分ともパートナーとも深く繋がることをテーマに活動する。

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