日本ランジェリースタイリスト協会 | HP
自分と家族を大切にするために選んだ、ランジェリースタイリストへの道
今日はランジェリースタイリスト養成講座8期卒業生の堀部優李さんにインタビューをさせていただきました。
Lingerie LOVERSの会やIntimissimiのイベントでも大活躍のゆうりさん。
終始、情熱とまじめさが垣間見えるインタビューでした。
また、最後のエピソードには運命的なものを感じました。ランジェリースタイリストになるべくしてなった人なのだと。
ぜひご覧ください。
会社か保育園に頭を下げる、そんな日々を変えたくてフリーになることを模索した日々。
中根)ゆうりさん、今日はよろしくお願いします。
まずランジェリースタイリストになる前はどういったことをされていたか聞かせてください。
ランジェリースタイリストになる前は、会社員をしていました。
時短で働かせていただいていて、16時退社だったのですが
すんなり16時に上がれることは少ないんですよね。会社の人たちに頭を下げて電車に飛び乗るか、どうしても上がれない時は帰り道、走りながら保育園に謝りの電話を入れるんです。
そんな毎日は朝起きるのが嫌になるほど苦しかったし、今思い出しても辛いです。
中根)それは辛いですね・・・それからどうされたんですか?
電車通勤だったので、その時にYouTubeを見ていました。
好きなユーチューバーの方が、会社に勤めず、フリーで働く方法があるということを発信されていて。
もちろん最初は無理だと思っていたのですが、ずっと見ているうちに私には何ができるだろう?と考えるようになりました。
また「やるなら好きなこと、誰にも負けないことをやろう!」
ということを聞いて、私には下着しかないなと思いました。
実は元々5年くらい下着の販売員をしていたんです。
ランジェリーの仕事に戻りたい、でも子どもがいるのに販売員は厳しいかなと思い
フリーランスで働けないか模索しはじめました。
中根)子どもがいるのに販売員は厳しいというのは、勤務時間やシフト勤務だからでしょうか?
そうですね。子どもが生まれてからもしばらく販売員をやっていましたが
急なシフト変更などで皆さんに迷惑をかけてしまうことが多くて。
私の働き方の選択肢に販売員はありませんでした。
中根)そうだったんですね。その後はどうされたのでしょう?
ランジェリースタイリストは、販売員のもどかしさを解消している職業
フリーでランジェリーのお仕事をする方法はないかを調べる中でなおこさんを発見し
「販売員のもどかしさを解消している職業だ!!」とランジェリースタイリストに惹かれていきました。
中根)そうだったんですね。でもゆうりさんは販売員歴5年ということで下着の知識はある状態でしたよね。
それでもランジェリースタイリスト養成講座を受講されたのはどうしてでしょう?
当時は今ほどランジェリースタイリストもいなかったし、協会もなかったので
勝手にランジェリースタイリストを名乗ってもよかったんだと思いますが(笑)
私の性格的に、やるならちゃんとしたステップを踏んでやりたいと思ったんです。
それに、ブランクがあったので学び直しがしたかった、というのは大きいです。
あとは、なおこさんが下着の販売員からランジェリースタイリストになり
様々なお仕事をされているのを知って、私も努力すればこういう未来があるのかも!と思い受講を決めました。
学び直したことが自信につながった
中根)それはうれしい!ありがとうございます。Lingerie Collegeで学んでみてどうでした?
とても失礼かもしれませんが・・・下着のことをオンラインで本当に学べるの?と思っていましたが意外とちゃんと学べたことが驚きでした。
テキストもありますし、わからないところはZOOM中に質問すれば答えてくださるので、安心して進めることができました。
販売員時代の古くなった情報をブラッシュアップできて、ちゃんと学び直しができたことは、今でも自信につながっています。
あと、ランジェリースタイリスト養成講座のよかったところは、
知識だけ、技術だけ、などの偏りがなかったことです。
様々なアイテムの基礎知識はもちろん、お客様への提案方法や、フリーとしてどのように活動していくか、など
ランジェリースタイリストという職業で生きていくために必要なことを総合的に学べたのは印象的でした。
中根)ありがとうございます。元々販売員だった方は学び直しができてよかったと言っていただけます。
特に業界にいた時から期間が空くと学び直せると安心ですよね^^
自分ひとりで叶えるというよりもみんなで叶えることに意味があると思った夢
中根)これまでの講座や協会の活動で印象に残っていることはありますか?
今まさに行っている協会の活動のことになりますが・・・
私の夢について、なおこさんに「話したい」とDMした日のことはとても印象に残っています。
私の夢は、「ランジェリーという共通の話題を持つ全ての人が、気軽に交流できるコミュニティをつくること」なんです。
そして、それは自分ひとりで叶えるというよりも、日本ランジェリースタイリスト協会全体で叶えることに意味があると思っていたんですよね。だからどうしてもなおこさんに話したくて、半年前、勇気を出してDMしました。笑
中根)そうでしたね。それでLingerie LOVERSの会の前身となるランジェリーのお茶会をはじめたんですよね^^
はい。今はLingerie LOVERSを毎月開催しています。
毎回テーマを決めて開催していますが、募集開始後1日も経たずに満席になってしまう会もありますし
Lingerie LOVERSの会のを運営するランジェリースタイリストの皆さんと一緒にIntimissimiの店舗でリアルイベントを開催する事もできました!
今、実はこの取り組みに多くの企業さんが興味を持ってくれて、来年からはコラボイベントも増えていきそうです。
中根)本当にそうですね、ゆっくりですが着実に成長していますよね^^
Lingerie LOVERSの会の話で印象的なのが、ゆうりさんの旦那様の言葉。素敵なご家族だなぁと思っていつも話を聞いています。
私自身もなかなかうまくいかない日々が続いて「どうしてこんなに小さな歩幅でしか進めないんだろう。いつまで土壌作りが続くのかな」と嘆いたら「Lingerie LOVERSの会の活動は、今まで育ててきた土壌に小さい芽が出たってことなんじゃないの?」と返してくれたんですよね。
たしかに、いきなり大きな花は咲かないなと腑に落ちました。
もちろん現実的な話で喧嘩をすることもたくさんありますが、ずっと応援してくれているので本当に感謝しています。
もう、情報もランジェリースタイリストもいない時代ではない
私がランジェリースタイリストになった3年前は情報が少なく、ランジェリースタイリスト自体もほとんどいない時代でした。
でも最近私のお客様で増えているのが、バストの悩みやランジェリーブランドを調べていてランジェリースタイリストの存在を知ったという方です。
間違いなくランジェリースタイリストの認知度は、徐々に上がっていると感じています。とはいえ、ランジェリースタイリストは他の女性を美しくする職業と比べるとまだまだ少ない。だからこそやれることはいっぱいあると思っています。
何かしらランジェリーと関わっていきたいのであれば、一番未来のある職業だなと。
中根)本当にそうですね。一番未来のある職業という言葉すてき。
ランジェリーに関わるなら販売員になるという選択肢もありますよね。それはどうでしょう?
販売員になればランジェリーに触れることはできますし、そのブランドが心底好きなのであれば販売員がいいと思います。
ですが、何かしらランジェリーを通して伝えたい想いがある方はランジェリースタイリストの方が向いていると思います。
自分の努力次第でいかようにもできるので。
中根)そうですよね。
これからランジェリースタイリストを目指す人へ
中根)これからランジェリースタイリストを目指す方にメッセージがあればお願いします。
私が卒業した時と比べて大きく違うのは、協会があることです。
フリーだけど、同じように頑張る仲間がいるから孤独ではないなと、今感じています。
また、協会の活動やLingerie College LAB(コミュニティ)で交流があるので、とても楽しいです。
中根)そうですね。孤独ではないし、1人じゃないからこそできることもたくさんありますよね。
ありがとうございます。
ゴールにたどり着く道は一つじゃないと思った出来事
最後に一つだけ、今やりたいことができなくて悩んでいる人に向けて私の経験をシェアしてもいいですか?
中根)お願いします!
実は、2020年の頭にランジェリー関連企業さんの入社面接を受けていたんです。
でもコロナ禍の影響で進んでいた面接が白紙に。
それもあってフリーの道を模索し始めたのですが
実はランジェリースタイリストになってからその企業さんにお声がけいただいて、現在も一緒にお仕事をさせていただいているんです。
面接が白紙になった時はとても落ち込みましたが、ゴールにたどり着く道は一つじゃないんだなと実感した出来事でした。
中根)そんなことがあったのですね!すてき!
たしかに、ランジェリースタイリストは社員ではなくパートナーとして好きなブランドとお仕事ができることもありますね!素敵なエピソードのシェアをありがとうございました!
ゆうりさん今日はありがとうございました!
ゆうり
ランジェリースタイリスト
ランジェリー業界歴8年。5000人以上のお客様の下着のお悩みを解決。 お客様から「あなたに選んでもらった下着で自信がつき、結婚することができました」という言葉をいただき「下着ひとつで人生は変わる」と確信。ランジェリーは自分を大切にできるツールであるという信念と、ランジェリーのパワーを広めたい!という熱い想いで活動中。最終目標は、ランジェリーという共通のつながりを持った人々が、気軽に交流できるプラットフォームを作ること。