日本ランジェリースタイリスト協会 | HP
「このままじゃダメだ」から始まった私の3年間—フィッター志望から、ディズニー×ランジェリーの専門家になるまで――「好き」を掛け合わせて広がる可能性
ランジェリーカレッジを卒業して約3年。JLS協会会員として継続的に活動し、「ディズニーハロウィンをランジェリーファッションで楽しむ会」など独自のイベントも主催されているAmiさん。「就活がうまくいかず、将来が見えなかった」ところから始まった彼女の物語は、今、ディズニーという大好きな世界とランジェリーを掛け合わせた唯一無二の活動へと花開いています。卒業後も学び続け、ご自身のペースで活動の幅を広げてきた3年間の歩みと、Amiさんらしいランジェリースタイリストとしての今について伺いました。
「このままじゃダメだ」――コロナ禍の不安から始まった、新しい一歩
――Amiさんがランジェリーカレッジで学ぼうと思われたきっかけを教えてください。
Ami 私が大学四年生の時にコロナが始まって、就活がうまくいかなかったんです。面接がオンラインになったのですが、当時はパソコンも持ってなくて…。とりあえず就職は一回やめて、大学を卒業することに専念しました。
でもその後、アルバイトを続ける中で「このままじゃダメだな」って思ったんです。親からも「ずっとアルバイトを続ける気なの?」って言われていて。
――そんな不安な時期に、ランジェリーと出会われたんですね。
Ami はい。SNSで「正しいサイズをつけましょう」という投稿を見かけて、ちょっと深掘りしてみたら、なんか楽しそうだなって。しかも自分も女性だし、将来向き合っていくことだなと思って。毎日着てるものなのに、私その時、3/4カップって何?アンダーサイズってどこ?とか本当に知識がなかったんです。
――そこからどうやってランジェリーカレッジにたどり着いたんですか?
Ami その頃、ルミネの下着屋さんのフィッターになるのもいいなぁと思ったんですが、コロナ禍で求人募集もしてなくて。実は下着の販売員の求人を探してたんですよね。「ランジェリー 仕事」とか検索してたら、ランジェリーカレッジが出てきたんだと思います。
私の中では「仕事をしながら覚えていく」か、「ちゃんとしたところで学ぶ」かの二択だったので、「もう、ここで勉強するしかない」と思いました。それでまずは1dayセミナー兼説明会に参加したのがきっかけです。
「フィッターとして働く」予定が、まさかの展開に
――ランジェリーカレッジで学ばれていた当時、卒業後の自分がどうなっていると想像していましたか?
Ami 学んでいた時は、卒業後はどこかの下着ブランドでフィッターをしてると思ってました。それがスタート地点だったので。
――今の自分は、当時の想像と比べてどうですか?
Ami 全然違いますね(笑)。ランジェリーを学ぶ途中で、私が『ディズニー』というものに出会ってしまって…。だから今の姿は全然違います。でも、下着から全く離れないでいられたのは安心しています。
――私たちも安心しています(笑)。Amiさんがディズニーで働き始めたって聞いた時、やめちゃうのかなと思っていたんです。
Ami 私も最初、「ランジェリー」と「ディズニー」どれくらいの比率になっちゃうんだろうと気になっていました。
だけど、協会ができたことで私の居場所ができて。正会員として、都合のつく時は展示会にも参加できているので。受講していた時の未来とは違うけど、結果としてよかったなと思っています。



「みんなで一つのイベントを作り上げている」――忘れられない、あの感動
――この3年間で、特に印象に残っている出来事や転機はありますか?
Ami インティミッシミのジェニファー・ロペスのイベントが印象に残っています。ASUKAさんとゆうりさんがトークショーに登壇しているのを見て、とても素敵だなと思ったんです。私は裏方でしたが、全国から卒業生が集まって、みんなで一つのイベントを作り上げてるなっていうのを感じられたので嬉しかったですね。
それと、イベント後にお客様がランジェリーを選ぶ光景もすごく印象的でした。お客様が笑顔でランジェリーを選んでいて、販売員さんも一緒に「可愛いですよね」って共感しながら楽しんでいて。お店でいい気持ちで選べなかったという話を聞くこともあるじゃないですか。でもその日はそういう光景が一切なくて。これが理想的だなと思いました。


「ただの一般人になりたくなかった」――協会で学び続ける理由
――卒業後も協会会員として活動を続けている理由を教えてください。
Ami 私の場合、卒業してから協会ができたので、協会入会の案内を見た時に実は入会するか迷いもありました。当時はもうディズニーにハマっていたので。
――何が決め手になったんですか?
Ami 協会の募集要項、正会員と一般会員の権利・特典の表を見た時に、「あ、私入らなかったらもうただの一般人になっちゃうな」って思って。せっかく勉強して卒業までしたのに、ここで入らないとみんなと離れてしまうなと思ったんです。
活動自体月に1回~数回程度なので、ディズニーの仕事と並行できるかなと思って、『まぁ何とかなるかな』と。
――実際、何とかなりました?
Ami なりました(笑)。仕事の都合で全部は参加できないけど、参加できる日は展示会やミーティングに参加して。協会に入らなかったら、全くランジェリー関係には顔を出さなくなっていたと思います。「ランジェリー」とも「仲間」ともつながりが消えなくてよかったなと思っています。
――協会に所属していて、具体的にどんな良いことがありますか?
Ami 展示会に参加できるっていうのが本当に大きいです。いろんなブランドさんと出会えるし、新しい商品の知識も得られる。
それと、いろんな方と触れ合えて刺激を受けられること。他のランジェリースタイリストが活動してる姿を見て、私は今後ディズニーとどう絡めて、ランジェリースタイリストとして仕事を広めていきたいのかなって考えるきっかけになっています。
一人だと視野が狭くなっちゃうけど、みんながいるから新しい可能性が見えてくる。自分のペースで関わり続けられるのが、協会に所属していてよかったなと思うことです。


「ディズニーといえばAmiさん」――自分だけのイベントを作る喜び
――「ディズニーハロウィンをランジェリーファッションで楽しむ会」、とても楽しそうなイベントですね!このイベントをやってみようと思ったきっかけを教えてください。
Ami ディズニーは景色、食、BGM、ショー…いろんな楽しみ方があって。特に景色は他の遊園地にはないつくり込まれた世界観があるので、ランジェリーファッションとも合うなと思ったんです。ランジェリーとディズニーの知識を活かして、皆さんに両方の良さを伝えたいなって思ったのがきっかけです。
――参加者にはどんな体験をしてほしいですか?
Ami 写真を撮るだけじゃなくて、特別な思い出を作ってもらえたらいいなと思っています。2026年はディズニーを知らない人でももっと参加しやすいようパワーアップしていけたらいいなと思っているのでご興味ある方は楽しみにしていてください!
――実際に開催してみて、参加者の方からどんな反応がありましたか?
Ami ありがたいことに「ディズニーといえばAmiさん」「Amiさんがいれば困ることない」と言っていただけた時はすごく嬉しかったです。
それとディズニーの帰り際って疲れていたり、帰りたくなくてちょっと寂しい顔をしている人が多いんですが、私の会に参加した人はめちゃくちゃ笑顔で「楽しかった!」って言って下さって。本当に一日満足してくれたんだなって思うと、開催して良かったなと思いました。
「聞かれたらパッと答えられる」――確かな成長を実感した瞬間
――卒業したばかりの頃と3年経った今で、ランジェリースタイリストとしてどんな成長を感じていますか?
Ami 卒業したばかりの頃は、とりあえず知識を吸収するという感じでした。でも今は、「こういうランジェリーが着たい」「こんな悩みがあるんだけど」って言われた時に、すぐにおすすめのブランド名や商品名を回答できるようになりました。受講中は「ちょっと待ってください」と伝えて調べていたと思うんですよね。
即座に答えられることで、相手もすぐにアクションが起こせるので、役に立っている実感があります。知識が本当に身についたからこそできるのかなって。
「インナー」から「ランジェリー」へ――人生が変わった3年間
――卒業から3年が経った今、Amiさんが率直に感じていることを教えてください。
Ami 下着に対する見方が変わりました。最初は下着って見せないもの、単純にインナー(服の下に着るもの)だったんです。
だけど、しっかり学んだことで、ファッションとコーディネートしてランジェリーを楽しむとか、歳を重ねて似合うようになるランジェリーもあるので、そういうのを纏えるのが楽しくて。インナーとして服の下に着る下着だけではない世界が広がりました。



「後悔してほしくない」――迷っているあなたへ
――最後に、ランジェリーカレッジへの入学やJLS協会への入会を迷っている方にメッセージをお願いします。
Ami 正直に言いますね。もし迷っている理由が「お金がちょっと…」だったら、とりあえずやっとけって思います(笑)。
お金を理由にやめるのって、すごくもったいないと思うんです。お金は後からでも何とかなるけど、「あの時やっておけば良かった」っていう後悔は取り返せない。学びたい、挑戦したい気持ちがあるなら、その熱量があるうちに飛び込んでほしいと思います。
――Amiさん自身、3年前に一歩踏み出して本当に良かったと思いますか?
Ami めちゃくちゃ良かったです。もし学んでなかったら、今の私はただ「ディズニーで働いている人」でした(笑)
でもランジェリーを学んだことで、ディズニーとランジェリーという二つの世界を掛け合わせた、私だけの世界観が作れた。これはあの時踏み出していなかったら絶対に手に入らなかったものだと思います。
――「学んだから、自分だけの道が作れた」ということですね。
Ami はい。私みたいに、全然違う道に進んでも大丈夫。ランジェリー業界で働くことだけが唯一の正解ではありません。自分の「好き」と掛け合わせて、自分だけの活動ができる。それがランジェリースタイリストの良いところだと思います。
自分のペースで協会活動にも参加できるので、私みたいに他の仕事と並行しながらでも全然できます。全部の活動に参加できなくても大丈夫。それでもつながりは消えないし、知識も身につくし、刺激ももらえます。
協会には年齢も職業も全然違う人たちがいて、ランジェリーを作ってる人もいるし、下着メーカーで働く人もいる。一人でやってたら絶対に会えなかった人たちと出会えて、自分の可能性がどんどん広がっていく感覚があります。
編集後記
Amiさんとのインタビューを終えて、改めて強く感じたことがあります。
それは、ランジェリーカレッジは「なりたい自分」への道を一つに限定しないということ。
Amiさんは当初「フィッターとして働く」ことを想像していました。でも学びを進める中でディズニーという新しい情熱に出会い、その二つを掛け合わせた唯一無二の活動を生み出しました。
「学んだのにスタイリストにならなかった」のではなく、「学んだからこそ、自分だけの道を作れた」――これこそが、ランジェリーカレッジがつくりたかった未来です。
そして、Amiさんが何度も口にしていた「つながり」という言葉。協会という「学び、活動を続ける場」があるからこそ、卒業後も成長し続けられる。Amiさんの3年間の歩みが、それを証明してくれました。
「就活がうまくいかず、将来が見えなかった」ところから始まったAmiさん。今では――
- 「ディズニー×ランジェリーといえばAmiさん」と言われる存在に
- 参加者が笑顔で「楽しかった!」と言ってくれるイベントを主催
- ブランド名を即座に提案できる確かな知識
- 全国に広がる仲間とのつながり
そんな豊かな未来を手に入れました。
成長のスピードは人それぞれ。1年で変化を実感する人もいれば、Amiさんのように3年かけて唯一無二の道を切り開く人もいます。大切なのは、好きなことに真剣に向き合い、自分らしく活動を続けること。そうすれば、きっと「あっという間だった」と思える時が来るはずです。
迷っている時間も、あなたの人生の一部です。でも、その時間を「考える時間」ではなく「行動する時間」に変えたとき、景色が変わり始めます。Amiさんのストーリーが、あなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
そして気づいたら――1年後、2年後、3年後、あるいはもっと早く――「あっという間だったな」と笑顔で振り返れる、そんな日が来ることを願っています。
Amiさん、貴重なお話をありがとうございました!


