働き方が180度変化!一人の女性をキャリアウーマンの道へ導いたランジェリーの話~人生を変えたランジェリーの魔法:episode.20~

こんにちは。
京都で活動中のランジェリースタイリストいわがわあかねです。

ランジェリーによって様々な「心境の変化」や「生活の変化」を経験された方にお話を伺い、リアルな体験談を皆様へお届けするこちらの連載。
今回はランジェリー業界歴28年。輝かしい経歴をお持ちのランジェリースタイリストROKIさんにお話を伺うことが叶いました!

・ランジェリースタイリスト(日本ランジェリースタイリスト協会認定)
・インティメイトアドバイザー(NBF協会)
・大手下着メーカー販売&教育係
・補正下着メーカーの営業商品企画
・下着ネットショップカスタマー

このように幅広く長年ランジェリーに携わってきたROKIさん。
そんなROKIさんにとってランジェリーとはどんな存在なのか?

ぜひ、最後までご覧ください。

目次

衝撃!実は間違っていたサイズ選び

新卒で下着メーカーの販売員として社会人デビューを果たされたROKIさん。
ランジェリーを扱う部署に配属され専門分野の研修を受けた際に、まるで雷に打たれたかの様な衝撃を受けたそう。

ROKIさんの育ったご家庭では「女の子なんだから、ちゃんとシミーズを着なさい。パンツ1枚だったら恥ずかしいから、毛糸のパンツを履きなさい。」とお着物をお召しになり、肌着を身に着けることが当たり前となっていたお母様からの素敵な教育があり、幼少期からしっかりとランジェリーを身に着ける生活を送られていたとのこと。

小学校高学年になるとバストの成長に合わせて、お母様と共に店頭へ行き店員さんにブラジャーを選んでいただく。ワンピースの下にはシミーズを。制服の下にはインナーを。そうやってその時々に合ったランジェリーを身に着ける。この環境を振り返り感謝していると語るROKIさん。
※シミーズとは・・・今でいうスリップのこと。洋服に汚れが付くのを防ぐ事を目的として着用する下着です。

成長に合わせてランジェリーを買いに連れて行っていただける。そんな環境をお持ちだったなんて素敵ですよね!
そんなご家庭で育ち、高校生で百貨店のランジェリー売り場でのお買い物デビューを果たされていたROKIさんは「私はちゃんとしたものを着けている」と自負していらっしゃいました。

しかし、いざ下着メーカーに就職し研修を受けてみると、まさかのサイズが違う!という新事実が発覚。

ショップで商品を選び、自分はこのサイズだと思っていたのにそうではなかった。この衝撃はROKIさんにとって悲しさよりも「なんか下着って難しいけど、逆に面白い!いっぱい色んなことを勉強して行かなきゃいけないものなんだ!」とランジェリーの魅力に惹き込まれ、お仕事に対するやる気へ火を付けることとなりました。

私にも着けられるものが存在した喜び

下着メーカーに就職される前、ROKIさんには着用を諦めていたブラジャーがありました。

それは、「1/2カップのストラップレスブラジャー」。

店頭で言われたサイズを購入してもストラップを外すとすぐに落ちてきてしまうことから「私は1/2カップのストラップレスブラジャーは着けられない体型なんだ」と落ち込んでいたROKIさんでしたが、この悲しみも入社後の研修であっという間に覆ります。

研修の際にいつもと違うサイズをおすすめされ、半信半疑で今まで選んだことの無かったサイズのブラジャーを着けてみたら、なんと…ズレない!

ずっと「私は着けられないんだ」と思っていたものが着けられた感動は28年経った今でも忘れられない思い出としてROKIさんの中に残り、サイズ選びの難しさ・大切さを知識だけでなく体を通して実感したことで、よりランジェリーの持つ魅力に惹き込まれて行きます。

正しい知識を学び着用できるブラジャーの幅が広がったROKIさん
着たいお洋服を美しく着こなしお洒落を楽しまれているお姿が素敵です

実は長く続けるつもりでは無かった

ROKIさんが初めて就職をした頃は時代的にも女性にとっての就職は、学校を卒業してから結婚するまでの腰掛け。これが一般的でROKIさん自身も就職活動中から入社するまでは「結婚するまでの腰掛けみたいな感じで仕事したらいいよね」という気持ちで就職されたそう。

ですが、入社後に出会ったのは学べば学ぶほど奥深い「ランジェリー」という存在。

そんなランジェリーの魅力を伝える仕事をしている人の姿がROKIさんの目にはとてもカッコ良く映り、自身もあんな風になりたい!ただ商品を販売するだけではなく、販売をする人の指導者とか、 そういう人になって、キャリアを積んでいきたいなって思うようになったと当時の心境をお話し下さりました。

店頭に立つROKIさん

入社後すぐの研修でランジェリーに魅了され、結婚までの腰掛けのつもりだった就職からキャリアウーマンへの道のりを歩み始められたROKIさん。ランジェリー業界でご活躍されている今のROKIさんからは想像もしていなかった始まりのお話を聞き非常に驚きましたが、ランジェリーには働き方を180度変えるほどのパワーがこもっているんだなあ、と改めてランジェリーの持つ力に感銘を受けました。

なりたい姿へ導いてくれたランジェリー業界での挑戦

特別「これ!」といった特別な一枚があった訳ではないけれど、ランジェリーというアイテムそのものに魅了され、数年働ければいいな、から始まったお仕事が28年。そして更に挑戦を続けるほどご自身の人生において大きな存在を得たROKIさん。

立派なキャリアウーマンとなられたROKIさんの凛々しい後ろ姿

目指したキャリアウーマンとしての道のりは決して平坦ではなかったとおっしゃられておりましたが、涙を流すほど辛い時でも乗り越えて来られたのはそれだけランジェリーには心を支えてくれる魅力があったのだろうと想像できます。

そんな風にランジェリー業界で28年の経験を積まれ、様々な商品やお客様と接し、ランジェリーと向き合い続けたROKIさんの中で育まれたのは「人間力」

ROKIさんは本当に上品で言葉遣いが柔らかく、お優しい方なのですが、何より凄いと感じるのは周囲をよく見ていらっしゃり自然と気遣い振る舞えるところ。
そんなROKIさんの素敵なところはご本人の素質だけでなく、ランジェリーの力でより一層育まれたのだなあ、とお話を伺いながら納得する時間となりました。

人としてもっと成長したい!そう感じている方はぜひ、ランジェリーと一度真剣に向き合ってみて下さい。きっとROKIさんのように素敵な人間へと成長できますよ。

ROKIさん、とっても素敵なお話をお聞かせ下さりありがとうございました!
今後ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

それでは、おおきに。

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