小胸であることも受容できた『ランジェリー』と『お客様』との出会い~ランジェリーによって変わったエピソード:episode.7~

こんにちは。兵庫・大阪・東京を中心に活動しています、日本ランジェリースタイリスト協会(以下JLSと略します)認定ランジェリースタイリストのみきてぃです。

3月よりスタートした、「ランジェリーによって変わったエピソード」シリーズ。ランジェリーの心理的効果の理論解説編も含め、今回で7回目となりました。お楽しみ頂けていますでしょうか?

これまでの記事はこちらから

今回は、JLS主催Lingerie LOVERS会に立ち上げから携わり「小胸さんの下着選び専門家」として活躍されている、ランジェリースタイリストのゆうりさんにお話を聞かせていただきました。

小胸で悩んでいた時期を経て、自分のことをいいなと思えるようになり、ランジェリースタイリストとして活躍されるまでの経験や、今後の夢などもお話してくださっています。是非、最後までご覧ください。

目次

小胸であることに自分を好きになれなかった学生時代

つい周りと比べてしまいがちな17、18歳の頃、「自分のバストは小さいのかも」と感じ始めたゆうりさん。当時は、まだ成長するかもと期待感を持っていましたが、大学生になり多くの人と出会う中で「やっぱり私のバストって小さいのかもしれない」と思い始めると、体の他の部分までもイヤに見えてしまったそうです。

当時お付き合いされていた男性にもバストが小さくてごめんなさいと謝り、バストのサイズが原因でこの人と別れることになるかもしれない・・・と思うほどだったそう。自虐ネタにもされていたそうですが、当時は辛い思いをしていたと振り返りながらお話してくださいました。

当時水着はバンドゥタイプしか選べなかったそう

しかし、理由はわからないけどランジェリーがずっと大好きで、インポートのランジェリーショップを検索するなどして、ショーツでランジェリーを楽しんでいました。更に、通われていた大学(メディア学科)の卒業論文では、自分の大好きなものを課題にという教授の言葉から、ランジェリーの歴史を取り上げるくらいランジェリーが大好きだったそうです。
メディア学科でランジェリーについて論文を書くって、かなり面白いエピソードですよね。
懐の広い教授との出会いがあったのも、ゆうりさんのランジェリー史においては、大きな出来事だったのかもしれませんね。

結婚を機にランジェリー業界へ。そこからどんどん意識が変化

大学卒業後は、専門商社の営業職として就職。結婚を機に現在活動されている愛知県に引っ越しし、新しい土地で自分の大好きな事を仕事にしようと、ランジェリー業界へ転職。販売員としての経験を培っていくこととなります。

そこから、ランジェリーとお客様を通してどんどん世界が広がり、意識もどんどん変化していくことになったそう。

販売員をしていた頃、お客様と撮影。


日々色々なサイズのお客様のお悩みを共有し、多くのランジェリーに触れ視野が広がり、自分のバストの形、サイズでも、ぴったり合うランジェリーがあるということを知り、自然と自分のバストや体に対して「私もいいのかも」と思えるようになりました。

運命的なランジェリーに出会ったわけではない。
けれど、いつも自分の周りには自然とランジェリーが存在し、寄り添ってくれた。とお話して下さいました。

そして、お客様と共にランジェリーの可能性に気付き、どんどんランジェリーの魅力にはまっていくことに。毎日の販売のお仕事は、素敵な出会いも多くとても充実していましたが、その中で自社ブランドのランジェリーしか提供できないもどかしさも感じていたゆうりさん。

「ここには置いていないけど、このお客様に合うランジェリーはいっぱい存在するのに」と、ジレンマを抱えていた中、あるお客様との出会いで、ランジェリーが人生を変えることもあるんだ!という体験をしました。

そのお客様は、「いまから好きな人とデートをするんです。新しいランジェリーを買って、それを着て会いにいきたいんです!」と閉店間近のお来店。ゆうりさんは応援したい!!という想いでランジェリーを選び、お客様は真っ白のランジェリーを購入されお店を後に。

その後1-2年程経った頃に来店され「あの時ランジェリーを買って会いにいった彼と結婚することが決まったんです。あのランジェリーを選んでもらったことで自信がついて。」と、その後のお話をするためにわざわざお店に足を運んでくださったそうです。

このお客様との出会いで、ランジェリーの持っている秘めた力にも気付き、ランジェリースタイリストを目指すことを決意をされ今に至ります。このお客様とのエピソードは一生忘れられないものになったと話してくださいました。

ランジェリースタイリストという職業と、これからの想い

自分のバストは小さいのかもと沢山悩み、辛い思いを経験してきたなかで、友人にも相談できず一人で向き合うことが多かったゆうりさん。その日々で、「もっとランジェリーのことを自然と話ができる世の中になったらいいな」と感じていたそう。

ランジェリーに対してもっと気軽に話ができる場を作りたい!そんな思いから誕生したのが、「Lingerie LOVERSの会」
この活動を通して、ゆうりさんはランジェリーの楽しさ、ランジェリーの力を多くの女性に届けたい!と考えています。

そして自身の経験を通し、小胸さんの悩みや思いに寄り添い、その身体を輝かすランジェリーに出会うために、「小胸さんの下着選び専門家」としてお手伝いをしていきたいと、活動に対する思いも話してくださいました。

それぞれを輝かせてくれるランジェリーと出会うきっかけ作りをしていきたい

「私もすごく悩んでいたので、相談しにくいという思いはすごくわかります。でも諦めずに力を借りてほしい」と、悩んでいたからこその思いもお話してくださいました。

ゆうりさんのお話を聞かせていただいて感じたのは、「それぞれの身体を輝かせてくれるランジェリー」は、必ずあるということ。そこに気付けるのは、私たち女性にとってはとても大きなことなのではないでしょうか?

今では胸元が大きく開いた服も楽しめるように。


ランジェリーは誰もが一生身につけるもの。
そして、女性の身体はライフステージで大きく変化し、そのたびに悩みも変化していきます。

今、自分の体に自信が持てずに悩んでいるあなたにも、ゆうりさんのような変化が起こるかもしれません。
ゆうりさんの発信はそんな風に、女性の可能性をそっと後押ししてくれるものがあると感じました。

あなたもそんなランジェリーに出会いにいきませんか?

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